売却の際はオークションも検討したい
どうしてもお金が必要になる場面に備えて、“オークション”で持ち物を売却する方法について理解しておくことが大切です。
特に愛着のあるアイテムを売却する場合は、オークションに出すことでフリマアプリや買い取り業者を利用するより良い条件で取引できる可能性があります。
オークションのメリット・デメリットやフリマアプリとの違いを確認し、利用を検討してみましょう。
メリット
想像より高く売れるかもしれない
オークションサイトを利用すると、出品した商品が売れるまでに複数の買い手から“入札”が行われます。
つまりアイテムを手に入れるために買い手同士が次々と高い値段を提示してくれるため、予想より高額で売却できる可能性があるのです。
フリマアプリだと基本的には最初に提示した値段以上で売れることはないため、オークションならではの魅力といえます。
競争心が働き買い手が付きやすい
さきほども触れたように、オークションの本質は競争です。
目当てのアイテムを購入するためには早く入札するか、高値で入札するしかありません。
そのため本当に需要のあるアイテムは我先にと手が上がり、高い確率で買い手が付きます。
有名なオークションサイトを利用すればその可能性は更に上がり、商品に価値があれば売却への期待値は十分です。
デメリット
トラブルが起きやすい
オークションに限った話ではありませんが、フリマアプリなどでも散見されるのが個人間取引の“トラブル”です。
「いつまで経っても入金されない」「商品の返品・キャンセルの依頼を受けた」「商品を配送したのに落札者から連絡がない」、といったトラブルは珍しくありません。
最悪の場合は警察に被害届を出さなくてはいけないため、トラブルには細心の注意を払いたいものです。
売れない場合もある
オークションに出品したアイテムが必ず売れるとは限りません。
それは売却行為全般に同じことがいえます。
そもそも商品に需要がなかったり、著しく消耗していたりする場合は買い手が付かないかもしれません。
そのような場合は買い取り業者に依頼するか、商品ページの写真をより魅力的なものに差し替えるなどの工夫が必要です。
フリマアプリとの違い
オークションサイトとフリマアプリの違いは販売のシステムです。
フリマアプリは出品者が売却の値段を決定できるのに対し、オークションになると入札者の意向に委ねられます。
社会的な役割でいうと、オークションアプリはアイテムをどれだけ高く売れるか競う場であり、フリマアプリは不要品を誰かとシェアする意味合いが強いです。
両者は目的に応じて使い分けられていましたが、近年ではせどりを行っている人々もフリマアプリで高額転売を行っているため境界線が曖昧になっています。
2020年も選択肢として有効的
現代の個人間取引といえばフリマアプリのイメージが強いですが、オークションサイトも未だに健在です。
特に大切に扱ってきたブランド品を手放すのであれば、オークションサイトの方が高値で売却できるかもしれません。
フリマアプリとの相場を見比べて、オークションサイトの活用を検討する余地が十分にあるのではないでしょうか。