
採用活動の一環として行われるグループディスカッションにおいてもっとも大切なのは、
“結論を見ているのではなく、
その結論を出すまでの過程を見ている”
ということです。正直な話、結論はどうでも良いのです。グループディスカッションで出される議題というのは
・知力・気力・体力、どれが大事?
・男と女、生まれ変われるならどちらが良いか?
・日本には犬と猫どっちが多いか?
など、どちらかというと答え自体があいまいなものが多いです。大切なのは、その結論を納得させられるような理由を論理的に言えるかどうか、ということです。
グループディスカッションの理想的な流れとしては、以下のようになります。
・議長 |
: |
場を取り仕切る |
発言チャンス多い |
・書記 |
: |
議論の記録 |
議論全体を把握できる |
・タイムキーパー |
: |
タイムマネジメント |
場の状況を把握 |
・アイデア出し |
: |
アイデアを出す |
発想力 |
規定時間をどのように使うか、全体で方針を決める。例えば規定時間が30分の場合、
10分 |
自己紹介 |
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10分 |
議題の分析・状況設定 |
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5分 |
それぞれの意見を出し合う |
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5分 |
結論へのロジックを整理 |
のような感じにしていただくと、時間を無駄なく使えるはずです。
対策としては、とりあえず場数を踏むこと。これは通常の面接でも同じことが言えますが、グループディスカッションの本質は大勢での会話です。そして毎回メンバーも違います。しかし場数を踏むことによって、議論の流れなどを読み取る力は確実についていくはずです。
しかし、「がむしゃらに数だけ受けても上達しない…」という反省の声もちらほら聞こえます。そういう人はもう一度、グループディスカッションの本質というものについて考え直してみましょう。すると、選考で評価される人の条件が自然と見えてくるはずです。
具体的には次のような人が企業に高く評価されます。
・議論の流れを読める人。議論を一歩前進させるような意見が言える人
・意見を言うだけでなく、自分の意見に対する周りの人の意見を聞ける人
・飛び交う情報を整理できる人。結論に導ける人
・意見の出ない人にも喋りやすい状況を作ってあげる人。心遣いのできる人
・場の空気を和ませられる人。議論しやすい環境づくりのできる人
簡単にいうと、この中のうちのどれかひとつのスペシャリストになればいいのです。もちろん全部できるに越したことはないですが、そんな事ができる人は本当に稀です。逆に無理にやろうとしてしまうとどれもが中途半端になってしまいます。うえの中から自分の得意そうな役割を把握し、それを念頭において行動するようにすれば、きっと本場でもうまくいくはずです。
まとめますと、グループディスカッションに求められる能力は、
論理的思考能力
調整能力
問題構造化能力
リーダーシップ
チームマネジメント
コミュニケーション能力
などです。これはビジネス能力、ビジネス資質に通ずるところがあります。つまり根本的な部分では面接とほぼ同じなのです。大切なのは、いかに他人と協調しつつ自分をアピールできるかです。